LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜

「戻るぞ?」


私を宥めた後、煙草と一緒に買って来た肉まんを、その声かけと同時に差し出した。



「…っ、

これからも関わって、いいの…?」



「…

んん…一生に感謝しろよ?
あと、2度と油断すんな」


「わかってる…!

ほんと…ごめんね…」



「…っ、気にしすぎなんだよ!
つか、守れてよかったし…

あん時オマエ、俺に電話したろ?
もしもン時はまた…俺に頼れよ?」



その言葉に…

嫌われてないんだと、一気に感情が高ぶって!


瞳を潤ます衝動を誤魔化すように、肉まんにかぶりつく。



「奏曲ぁ…!おいしいっ…」


「なんだよその返し!さっそく催促かァ!?
ま、いーけど、とにかく何でも遠慮すんなよ!

ただ、送りはしばらく出来ねぇからな?」


そんなの全然いーよ!

と思いながら、コンビニに戻る奏曲を映して…


「ええっ!催促じゃないよっ」




だけど。

つくづく優しい奏曲と、追加の肉まんが…



心と身体を、あったかさで満たしてく。


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