輝く太陽のようなきみと、永遠を。【旧ただキミ 修正中】
そんなのダメだって分かっていても、
脳が、心が、やめろって叫んでいても
俺の体は、おもっていないことをする。
俺の口は、おもってもいないことを言う。
俺の行動に何度も汐音は傷ついてきたのだろう。
この痛みだって…汐音は何回も経験していると思うと余計に俺の胸を締め付けた。
ごめん、ごめんな…汐音。
心の中ではこんなにも簡単に謝罪の言葉が出てくるのに、
いざ口に出そうとすると出てこなくなる。
いつもいつもそんな俺に俺はイライラしていた。
それに、あの日。
どうして俺は、汐音に浮気するなよ、なんて言ったのだろう。
ただ口をついて出ただけの言葉だとは思うけど。
「………ってねぇな」
ギュッと胸が締め付けられる思い。
この締め付けられる思いはきっと、
後悔の念と……汐音が笑顔を見せている男への嫉妬の心。
ぎゅっと目を瞑り、俺は踵を返したのだったー………。