月夜に悪魔
どうして……?
バラン君は私が言おうとしてた事がわかっていた…それだから止めた
どうして止めるの…?
「どうして…止めるの……?」
バラン君は前、初めて会った時のような目をして笑った
「俺には婚約者がいるだろう…?」
すごくキレイに笑っている、だけど瞳は冷めきっていて……
「じゃあ…どうして……私なんかを【嫁】だなんて言って連れ去ったの?どうして【好き】だなんて嘘をつくの?」
ギリッとバラン君が歯を食いしばった
「あんなの、ただの暇つぶしだよ」