月夜に悪魔



私はそれから稽古に没頭した


武術の稽古だ



そんなとき、剣道の稽古の先生に選ばれていたのはメディオスという少年だった


だいたい年齢は私と同じぐらいだろうか


だけど少し幼く見えた


「……あなたが先生?」


「はい、サラサ様」


「………あなた、外見はかなり幼く見えるんだけど本当に強いの?」


「さぁ、どうでしょうね」



「ハッキリしなさいよ!」


曖昧な返事が気に入らなくて、私は激怒した


「すみません」



けれど彼は平然としている


今までの先生はみな、私のことを大人しい子だと思って来ていたのでその凄みに食い下がっていた


だが、こいつは違うのだ

私目当てではないのか…それともただの無神経な奴なのか



どちらにせよ、私にはどうでもいいことだったけど





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