太陽に花束を
太陽
隆司の会社が倒産してから2年の月日が流れた


仕事がなかなか見付からず、荒れる事もあった


由実はパートをしながら、生活を何とか支えていた


しかし、とうとう貯金も底をついた


「この家も売るしか無いかな…」


隆司は疲れきった顔で呟いた


「あなた…」


由実はかける言葉に困った


そこへ、小学校に行っていた太陽が帰ってくる
< 14 / 29 >

この作品をシェア

pagetop