死に至る病
姫野 優
 私こと、姫野優(ヒメノ ユウ)は美少女だ。


 それもクラスで一番、なんてものじゃなくて、学校で一番。


 毎日、お肌の手入れも欠かさないし、流行はいつもチェックしている。


 髪も痛まないように気をつけてるし、化粧のやり方もナチュラルメイクで毎日決めてる。


 ううん。違う。


 本当は他の奴らがダサいだけなんだよね。


 みんな分かってない。


 制服の着こなし、歩き方一つ変えるだけで、男子なんてすれ違うだけで振り返るし、女子から見たってグッと可愛くなれるのに、みんなその辺適当なんだもん。


 まぁ、みんな友達だし、一緒にいると楽しいからそれはいいんだけどね。


 で、そんな最強の美少女の私が最近悩んでる。


 私の好きな人が、まったく私に振り向いてくれないんだ。


 私の好きな人、君島くんは、すごいハンサム。


 頭も良いし、運動神経も抜群で、学校のヒーロー。


 性格も優しくて、気が利いて、そこらへんのチャラチャラしている奴なんかとはまったく違う。


 気取らないかっこよさが、彼にはある。


 多分、みんな彼に憧れてるんじゃないかなと思う。


 正直、私に吊り合うのは彼しかいない。


 もちろん、彼とお似合いなのも私しかいないはず。





 そのはずなのに、彼には幼馴染が一人いて、そいつは私を激しくイラつかせる。
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