モンスター・バスターズ
単語で構成された文だけど、ナギは無事みたいだ。
「…ん……?」
よく見ると、その下に小さな字でこう書いてあった。
『竜滅団』
そして、竜滅団のマークと思われる、二匹の竜とその上からクロスされて描かれた剣。
竜滅団って、確か竜神族を滅ぼそうとしている人達のことだよね…?
目の敵にしているのは竜神族だけだから、人間に対してはとても優しい。
…………らしい。
だから安心だよね?
と、私の頭の中で整理していたら、ガバッと所長が勢いよく立ち上がった。
「私は竜滅団の元へ向かう!
みんなはモンバスへ帰るように!」
「えっ…?」
はっと後ろを振り返ったら、所長はもう馬の元へ走っていた。
そして光の速さで馬に飛び乗り、東の山へ走り去っていった。
「どうしたんでしょう、所長…」
ヒロが隣に立ちながらつぶやいた。
「分からないけど…竜滅団が関係していることには間違いないわね…。
私たちはとりあえずモンバスに帰りましょう。
もう昼食の時間を超えているわ」
「はい」
ヒロは小さく微笑みみんなに声をかけながら馬の元へ向かった。
私はもう一度所長が走り去っていった山の方を見た。
……ただの山だ。
私は踵を返し、みんなの後を追った。