童唄―warabeuta―かごめかごめ編

「あんたはさぁ、私が、



  だれにころされたかしってる?



  知らないよね?あの子なんだよ?


  何だっけ?由実ちゃんとか言うさぁ・・・。



  あの子ね、私が死んだ後笑ってたんだよ?」



 そう言うと、遥香は、ナイフを振り上げた。



 「それでね、あの子なんて言ったと思う?



  ・・・いい気味だって?



  あのときのあんたと同じだね?



  私を見下ろしながら、



  同じ事いったよね?」



 そして、紗枝の首を思いっきり切りさいた。



 「バイバイ。裏切り者?」



 その時の彼女の顔は、ひどく歪んでいた。



 その声を聞いた後、私の意識は途絶えた・・・。

< 7 / 11 >

この作品をシェア

pagetop