キャラメルに恋して

┗愛しい告白




「雛が好き…………。」



小さくだけど、はっきりと聞こえた隼人の声。



その声が耳に届いた瞬間、私の頭の中は真っ白になった。



―――…うそ。


だって、隼人は元カノが忘れられないんじゃ…。


隼人は驚かすつもりで言ったんじゃないかって思って、その言葉をすぐには信じられなかった。




だけど……。




「俺、雛のこと……幸せにするから。」



真っ赤になりながらもそう言った隼人………。



その言葉を聞いた瞬間…顔が真っ赤になるのが分かった。



そして、それと同時に……



「おい?雛…ど、どうしたんだよ!?」



隼人と同じ想いだって事が嬉しくて………



「隼人ぉ…ぅ…っ……。」




涙が出てしまった。




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