キャラメルに恋して



~♪~♪~♪~



そろそろ来るかな?っと思っていたところで、やっと携帯がなった。


流行のアップテンポな曲が、私の胸を躍らせる。


チカチカと受信を知らせるランプ。


さっきまでベッドの上で鼻歌を歌いながらケータイをいじっていた麻耶も、受信音を聞くなり、いきなりベッドから飛び降りてきて、ちゃっかり私の横に座った。


そうやら麻耶もメールを楽しみにしていたみたい。


ドキドキのせいで、なかなかケータイのボタンが押せない。


だけど、早く空けたいのもあってついつい焦ってしまう。


それは、麻耶も同じようで……



「ひなっ、焦らさないで早く空けなよ~」


なんて横からいってくるもんだから、ますます焦ってしまう。



それから、心を落ち着かせようと一つ、深呼吸をしてケータイのボタンを押した。


別にたいした事を聞いたわけじゃないのに、どうしてこうも緊張しちゃうんだろう。


これじゃ、これからどうすればいいのよ。



そう思いながらも、隼人からのメールの文をゆっくりしっかり読む。


ぱっと見シンプルなメール。

絵文字なんかは使っていないところが、隼人らしさを物語っている。


付き合う前もメールしていたはずなのに、ドキドキしてしかたがない。


これがスキって気持ちなんだ……。


思いにふけっている私とは違い、食い入る様に携帯の画面を見つめている麻耶。


「ちょっと、私より先に読まないでよぉ……」


「ごめんごめん…、ってかなんか気になることが書いてるんだけど…」


「……?」



――――――――――――



>雛へ



実はさ、最近このあたりに引っ越してきたんだよね。

だからさ、高校にはまだ行ってない。

たぶん近くの高校だと思うけど………。

もしかしたら同じ高校になれるかも。




―――――――――――――





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