キャラメルに恋して


ヤバイ…。

嬉しい…、嬉しすぎるよ。


もう頭の中は、興奮しすぎてゴチャゴチャしていて、わけがわかんなくなっていた。


「雛ってば、興奮しすぎ」


そんな麻耶の言葉も耳に入らない。

だって、離れ離れかと思ってたんだもん……。

興奮しないほうがおかしいよ。


「あっ、今メール来たんじゃない?ランプ光ってる」


急いでケータイを見ると、相手はもちろん隼人。


―――――――――――

>雛



月曜日。



――――――――――――



「月曜日…?」



「ちょっと雛っ!月曜日って事は明後日だよ」


興奮気味の声で言う麻耶。


そんな麻耶とは比べ物にならないぐらい興奮している私。


「明後日……、嬉しいっ」


もう何かに飛びつきたくて、飛びつきたくて……。

気付くと横にいた麻耶に飛びついていた。


「ちょ…、くるし……」


そんなこんなで、麻耶と私は朝まで恋について語り合った。


無知なわたしとは違い、恋愛については凄く詳しい麻耶に、今後の隼人との関わり方とかについて、熱心に質問した。


麻耶先生に……。


こうやって、私の長く生まれてから1番嬉しかった一日は過ぎって行ったのだった。



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