キャラメルに恋して
「は、隼人。もしかして…………「……っ〜!!」
床にしゃがみこんだ隼人。………隼人ってば。
「怖いの、苦手なの?」
「ぅ……。カッコ悪いよな、俺。はぁー……だっせー」
床にしゃがみ、小さくなった隼人は小さな声で頭を抱えながら呟いた。
そんな隼人の背中がなんだか急に小さく見えて来て………。
「隼人………。可愛いい所あるじゃん」
不覚にも、隼人の事が可愛いいと思った。
お兄さんみたいかと思ってたんだけど……こんな可愛い一面もあったんだね。
「なぁ雛ぁ。手ぇ繋いで?」
上目目線で、私の目をジッと見て来る隼人。
反則だっ!!
可愛い過ぎるよ////
不安そうな隼人の瞳を見た途端、母性本能?って言うんだろうか、なんだか愛しく思えて…。
「はいはい。隼人くん」
考えるより先に手をさしのべていた。