キャラメルに恋して


「隼人、どうしたの?なんか変だよ?」


見たことのない真剣な表情の隼人。

その真剣そうな顔は、普通にできるようなものではなくて、何か……思い詰めている様な……そんな表情だった。


何故そんな顔をしてるのか分からない私は、ただただわけがわからなくて、アワアワとするほかなかった。

それから、何か言うのかな?と思ったけど、隼人が何か話し出す気配はなくて……。


その後も、沈黙を貫く隼人の目を見ることが怖くなって俯いた…。




あぁ―…。観覧車なんかに乗るんじゃなかった。

この遊園地の観覧車、長いので有名なんだよね。


後悔という文字が頭の中を支配していく。




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