キャラメルに恋して



「なぁ、雛。俺、ずっと考えてたんだけど、俺たちの関係ってなんなんだ?友達でも恋人でもないだろ?」



隼人は、落ち着いた声色で、まるで小さな子に語りかけるようにして言った。


確かに、隼人と私の関係を説明しろと言われても、簡単に説明出来るものではなかった。



でも、友達でも恋人でもなかったら、一緒に遊んだらいけないの?



別に、いいでしょ?



そんな人たちは、この世に五万といるでしょ?


なんで…?


どうして私と隼人はいけないの?



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