月の花弁
コンコン
「カナトだ。入るぞ。」
「どうぞ。」
「失礼。
何の用だ、ミンス。
ユリの側近であるお前が、こんなところにいていい筈がないんだが。
主もなしに、な。」
俺は、わざと冷たく、
椅子を引きながら言い放つ。
「ユリ様の側近、だからこそですよ。
「ユリに関係あることか。
それとも…
群青の城に関係あることか、どちらだ?」
…ユリ様とカナト様のコトです。
そして、あなたの精神の運命を左右するくらい、
大切な話です。」