愛す程、狂ってく
五、泣きたい程に大好きです

冬斗の心

〈夏希視点〉


冬斗へ


手紙でごめんね。
メアドとかも知らないし、
話できるような感じでもないからさ…

あのね、私…本当に冬斗が好きなの。

峰川君がどうとか色々噂あるけど…

私的には峰川君なんて全然で…
だって峰川君、私の苦手な高い所に呼び出したんだよ?

昔の私ってさ、ヤンチャだったけど
泣き虫だったでしょ?

昔みたいに泣いて…どうにかなるのなら

泣きたいです。

泣きたい程に大好きです。


この返事っていうかさ…そう言うのメールでしてほしいなって……

メアド、書いておくから…


………………………………………………



夏希より


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〈冬斗視点〉


冬斗「なんなんだよ」



学校の机に置いてあった手紙は夏希からの手紙だった。


家に帰って見てみれば好きとか書いてるし。



…俺はメアド登録をしたけどメールはしなかった。



(イマドキLINEだよ((汗)





〈夏希視点〉

あの手紙を渡して(置いて)から1週間。

メールは来なかった。



あまり喋らない冬斗にも

仲良い友達は居るようで……



梅寺「雪村のメアド?持ってるけど?」

夏希「教えてくれませんか?…どうしてもメールしたくて私の教えたんだけど…こなくって………」

梅寺「峰川の件で苛立ってたからじゃねーの?」

夏希「え!?」



(わ、私…冬斗に嫌われてるって事!?)



梅寺「俺も人の事言えるようなんじゃないけどさ…雪村は冷たく感じるし、何考えてるか分かんない奴だけど……嫌ったりしないでやって。」

夏希「?」

梅寺「幼馴染なんでしょ?雪村たまーに梨野の話をするんだよ。」

梨野「私の?」

梅寺「そ、ウザいだのドジだの見てらんねーだの…」


(なんかショック((汗)


梅寺「けどさ、ホントにウザい奴の事なんて…普通話さないから。」

夏希「話さない?」

梅寺「そそ。雪村も素直じゃないから…梨野が好きって言えないんだよ。…それに小学校ん時とちょっと変わったしな。」

夏希「変わった?」

梅寺「落ち着きが無くなった。…それにたまーに辛そうな表情を出すようになった。」





梅寺君の最後の言葉にひっかかった。


とりあえず冬斗のメアドと電話番号を貰い、ついでに梅寺君のメアド&番号も貰っておいた。

冬斗に何かあったらって考えて……




〜梅寺〜


梅寺「…女子の事困らせるとか………雪村も罪な奴だな…」






〜冬斗〜



ピロリン♪


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