愛す程、狂ってく

諦め


〈梅寺視点〉

冬斗「………穂瀬 梅寺…………」

梅寺「え、雪村((汗」




雪村の家に行ってみると…


雪村はドス黒いオーラを纏っていた((




冬斗「穂瀬…よくも夏希に…メアド…」

梅寺「え、いや…困ってたから……」

冬斗「ぶっ飛ばすぞ((」

梅寺「ちょ…やめぃ((汗」




……………………………………………



梅寺「で、本当の所どうなんだよ?」

冬斗「なにが…」

梅寺「梨野。」

冬斗「別に。なにもない」

梅寺「なにもない訳ないだろ。梨野は本気なのに、お前はその気持ちを全然受け止めてやんねぇ。」

冬斗「どうでもいいし。」 

梅寺「……じゃあその写真は…?」



俺の視線の先には水色系のタイルがバランスよく付けられた手作りと思われる写真立ての中にある写真だった。



冬斗「…………見んな……」

梅寺「お前幼稚園児の時からこんな顔してたんだな〜。…で、隣が梨野だろ?」

冬斗「うるせー」

梅寺「これ飾ってるって事はやっぱ気持ちあるんだ。」

冬斗「………あったとしてももう遅いし」



…………………カクカク……シカジカ………



梅寺「なる程………」



雪村の目は少しくすんでて、ずっと遠くの方をみていた。



梅寺「…本当は戻りたいんだろ?…昔に。」

冬斗「……まぁな……楽しかったしな……」

梅寺「戻りゃいいじゃねぇか。」

冬斗「無理だし…」



………これだけは伝えたくなかった…



梅寺「梨野な……お前の事諦め始めてる。」




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梅寺「親父さんとお袋さん、今日は居ねぇのか。」

冬斗「あぁ…旅行的なのに行っててな。」


……………………………………




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