ある弦楽部の部員の話。
ずっと私の横顔を見ていたらしい彼は、私とバッチリ目が合って、柔らかく微笑んだ。

抜けるように白い肌、暖かい光を称えた茶色くて澄んだ優しい瞳、柔らかい栗色の髪、机の上で組んだ、長くすらりとした白い指…。



日本人離れした美しい少年が、そこにいた。
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