能あるイケメンは羽目を外す
声にもならない私の叫び声。

それはほんの一瞬の出来事だったけど、私の胸がズキンと痛んだ。

そんな私を嘲笑うかのように彼女は私を見て口角を上げる。

「ハルトがイギリスに帰るって言うまで私日本にいるから!」

「メル……」

金髪の女性の宣言に陽斗は珍しく深い溜め息をついた。

嵐が本当に来たのかもしれない。
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