Sugar Love 番外編②
２人が滞在する事を一番喜んだのは貴子だ。



お手伝いさんの佳代子も喜んだのだが貴子はものすごい喜びようだった。



琉聖の父も本当の娘のように柚葉を可愛がってくれるのだが今はアメリカへ出張中で当分帰ってこないのだ。



だからなおさら貴子は嬉しかった。



「気兼ねなく何でも言ってね？柚葉ちゃん」



実家へ行ったのは翌日の事。



広い豪華なリビングに通されて貴子、琉聖、柚葉でお茶をしていた。



「はい　御迷惑おかけしてすみません　よろしくお願いします」



「迷惑なんかじゃないわよ？むしろ　この家が賑やかになってうれしいわ　ずっと住んでくれてもかまわないのよ？」



貴子がにこやかに言うと琉聖が咳払いをした。



「一時的な事だ」



「まったく　はいはい　わたし達がいるとお邪魔だものね？」



琉聖が柚葉を溺愛しているのは十分承知している。



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