「素直じゃなくて、悪いかよ。」


「ごめん……!先に帰っていいよ」



「はぁ?そんな事したら、母さんに怒られるだろーが」



……余計に不機嫌になってしまった。



どうしよう……!



「貸せ。」



突然そんな声が聞こえて、奪われる袋。



……持ってくれるって事?



私はあんなにフラフラしてたのに、片手で軽々と持っている。



……昔は私の方が強かったのに。



いつの間にそんな力が、……ついたの?

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