「素直じゃなくて、悪いかよ。」
突然、出てきたお化けがそんな事を言った。
「わるいっすか。つーか、先輩お化け役なんてやるんすっね」
お化けと会話を始める雨に驚きを隠せない。
「茉林。これ、先輩だから。」
指を指しながらそう言った。
「ごめんね。茉林ちゃん~」
ほ、本当だ!!先輩だった!
「な。大丈夫だから。行くぞ」
私を立たせて、手を繋いでくれる雨。
その後は、安心する事が出来たのかあまり怖くなかった。