夏休み
微妙な感じ
―ゴンッ!!


後頭部にものすごい痛み。


「ったぁ…」


殴りやがって…

「和!!」


「あぁ?んだよ」


「後から殴りかかんなって言ってるだろ?」


私は、その大きな背中を思いっきり叩いた。


「ってぇな!何すんだよ」


また、いつも通りの朝が始まった。


和と口喧嘩しながら歩いて、


「おーっす!」

Y路地で光が合流。


私は光に笑顔を向けて、
和には敵意を抱く。



些細なコトだけど楽しかった。


毎日がいつも通りだと


思っていた。





――…あの時までは…




< 1 / 13 >

この作品をシェア

pagetop