【番外編追加♪】オ・ト・ナの、お仕事♪~甘いキスは蜜の味~【完結】


「その後?」

って、何があるって言うのよ?

「イケメンでカッコよくていい男で、特製ブレンドコーヒーを入れてあげたら、とっても美味しそうに飲んでくれたんでしょ? そんな人と四六時中顔を合わせてんのに、親友に語れる楽しい話題、何もないの?」

――ああ、そっちの話しか。

思わず、苦笑が浮かぶ。

「ないないー。ってか、なんで、そういう話しになるのよ? 確かに、不動社長、イケメンでカッコよくて良い男で昔お隣さんだったけど、それだけだよ。それに、社長はほとんど社長室に居るから、四六時中は顔合わせてないし」

「ふーん。そうなんだ。でも、社長さんの話ししてる時の茉莉って、すんごい楽しそうだから脈アリなのかと思って」

「だから、ないってば」

私は笑って、両手を顔の前でブンブンと振る。


< 157 / 439 >

この作品をシェア

pagetop