約束花火〜君と過ごした夏〜

「はぁ〜!いっぱい歌ったぁ〜笑」

3時間ぐらいずっと歌いっぱなし。
こんなにも歌ったの久しぶり。

「明日声ガラガラだね。」

「いやいや。一夏そんなに歌ってないじゃんー。」

「え、そう?」席をしながら頭を傾ける。

一夏ほぼタンバリンで盛り上げてたし!

「まぁ楽しめたからいいじゃ〜ん!」

マイクを持ちながらソファーの上で
はしゃいでる夏映。

そうだね。久しぶりなんだし〜笑

「ねぇねぇ。華美〜!」

「ん?何?」

「華美と向葵さ〜どうなってんの?」

夏映の突然の質問に言葉を失う。

「あ!一夏も聞きたい!」

目をキラキラさせながらカラオケとは
関係ない話をしだす夏映と一夏。

「えっ…どうなってるって…どうもなってないよ?」

「嘘つかない。嘘つかない。」
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