一番がいい!!


今は、本部テントで報告のあったトーナメントの結果を書き込みの仕事中。




「静香センパイ!

次のバレーは、センパイのクラスですね!

ここは私だけで大丈夫ですから、行って来てください!」




「そぉ? じゃ、お願いしようかなぁ」




「柳澤くんもうちのクラスのバスケ、もうすぐじゃない?

応援してきてよ!」




「…高梨さん1人で大丈夫?」




2人とも不安な顔をしてる。




「大丈夫ですから!

結果を書くくらいできますよ」



私の気持ちを察したのか、




「静香センパイ!

こう言ってくれてますから、行きましょう」




不安そうな顔をしているセンパイの背中を押して、柳澤くんが連れて行く。




背中が遠くなると



「私って、頑張ってるぅ〜」




一人でニヤニヤしていた。



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