一番がいい!!
第4章〜2学期〜

嫉妬する気持ち




2学期が始まった。




花火大会で、柳澤くんに謝ることも出来なくて…



でも、フツーに話せたなぁ…



もっと、ギクシャクするかと思っていたのに。





今日は、始業式とHRだけ。



式が終わり、教室に戻ると先生が




「席替えするぞ!

クジ作っといたから、移動した人から解散!」



そー言って、出て行った。



随分、テキトー…



みんな勝手にクジを引いてるし…




乗り遅れないように、私も!



遊実の近くがいいなっ…












「やった!

遊実と前後だ!」




しかも、廊下側の一番後ろ!



「これでお弁当も移動しなくていいね」



席を移動しながら、話す。



「となり、誰だろうね?」



まだ、誰もいない。




遊実がいるから、誰でもいいけど!



ルンルンっと、帰り仕度をしていると





「よろしく」






この声は?!







「隣って…柳澤くん?!」




「そーだね」




王子様スマイル。



その顔にドキドキする。






かっこよ過ぎだから…





「花火大会のときは、

迷惑掛けてゴメンね…」




前から遊実の声がするから見ると、




前の席の人と話してる。







中田くん?!





こんなに集まっちゃうもんなの…?




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