死んでもずっと友達だよ
夏希の小さな体が、夜空に舞った。




夏希は自分の体が、急スピードで落下していくのを感じながら、自分の運命を呪った。




〈 私もみんなと同じように、幸せに生きたかった。

でも、世の中は不公平だから……。

私はもう、あっちに逝かなくちゃ…… 〉




夏希の体が、地面と激突し、夏希は自分の体の骨が砕け散ったのがわかった。




〈 痛い……。

痛いよ……。

もう私は、動けない…… 〉




夏希は身体中に激痛を感じながら、大切な友だちの顔を思い浮かべ、やがて意識を失った。
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