死んでもずっと友達だよ
夢の中の夏希の言葉は、私の妄想なのだろうか?




それとも夏希は、私の夢の中に現れて、私に何かを伝えようとしていたのだろうか?




〈 夏希の心の闇って、何?

私はそれを調べなくてはならないのかしら?

もしかしたら、夏希は私に助けを求めているの? 〉




私はそんなことを思いながら、首を触り、夏希の指のあとがないかを探った。




〈 もしも私が、夏希の心の闇に気づいたら、夏希はあの世に旅立てるのかしら?

私は夏希の自殺の真相を知りたい。

それが夏希の望みならば…… 〉




私は額の汗を拭い、夏希のことを考えていた。
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