ひまわりの約束ー君だけを、ずっと。[完]
そのとき、走ってきたバスがゆっくりと目の前に止まった。
「陸斗くんは何もしなくていい。あたしが追いかけるから」
バスのドアがゆっくりと開く。
「どんなに冷たく押し返されても、あたしは負けないからっ」
陸斗くんを想う気持ちは、誰にも負けない。
「バイバイ、陸斗くん。また明日ねっ」
そう言って、傘の中から出ようとしたあたしの手を、
彼が後ろからぎゅっと掴んだ。