マシュマロな彼

・告白





『俺、桜の事好きなんだけど……』



頭の中で何回もリピートされる雪の言葉。


ありえない……。

ありえない、ありえない、ありえなーい!!


だって私は雪に対して冷たくしてたんだから。


そんな私を雪が好きな訳ない。


うん、そんなわけない、これは何かの罰ゲームとか…ドッキリなんだっ!


適当な理由をいって、自分の中で無理やり納得させようとした。

だって…、そんなんだったら悔しいじゃん。



「ねぇ。桜、聞いてる?俺、桜の事が好きなんだ」


雪は、私の目を見て少し赤くなった顔を課隠すようにして真剣な顔をした。


そんな顔して言われたら…私、本気にしちゃうじゃん。



どうせ冗談なんでしょ?


でも、私は雪の事が好き。




「俺と付き合って?」



「……うん」


もう一度雪から言葉述べられた瞬間、私は迷わず返事をした。


雪が私を好きでも好きじゃなくても、私が雪を好きな事に変わりないから………。



雪、私信じていいんだよね?




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