マシュマロな彼
●誤解

・朝から





~♪~♪~♪~




ん………、朝…?




お決まりの目覚ましソングで目をました。



暖かい、ハチミツ色の朝日が部屋に降り注ぐ。



朝日がカーテンの隙間から私の顔を照らしていて、眩しい………。




まだ時間があるだろうし、もう一寝入りしよう……。



そう思って、起こしかけた体を布団の中へ押し込んだ。



そして、気持ちよく夢の世界へ行こうとしていた………。


なのに、


「さぁ~くぅ~らぁ~!!お友達が来てるわよぉ」



朝から元気いっぱい、お母さんの大きな声が頭の中に響いた。


あまりの声の大きさに、パッチリ目が覚めてしまった私。



そんな私に、悪魔の囁きが聞こえてきた……。





「さ~くらっ♪」






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