青い春の真ん中で
再会
別れて1週間が過ぎた頃、だんだんと冷静になってきて、さすがに学校へ行かなきゃ…と思い始めた。


でも、有輝に会いたくない…


胸がグッと苦しくなるのを深呼吸で抑えた。


雨が多い6月。

ただでさえ気が思い私にとって余計に足取りを重くさせた。


「行って…きます」


ノロノロと靴を履く私。


「あ、そっかぁ。衣替えだ。気をつけてね〜」


ママは毎日、綺麗に化粧して仕事へ出かける。


そのキラキラしたオーラが今の私には眩しい…

今日から夏服。

白い半袖ブラウスにいつもの紺色のリボン。

軽くなったはずの制服。

それなのに…

こんなに制服って重かったっけ。

鞄ってこんなに重かったっけ。


心が重いと体も重いよ...

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