赤いりんごの青い果実
「…だーかーらー、
途中まで一緒に帰ろうっつってんの」
『え、ええ!?』
そそそんな申し訳ない!
あぁ、心なしか朽木君の顔が
仄かに赤い気がする…
こっこれ以上迷惑かけるわけには…
「あっつか涼宮さ、顔赤くね!?
大丈夫?具合悪いん?
帰るよか保健室のがいいか?」
『いいいいいえ、だだ大丈夫
かえ、かえ、帰ろ…う』
「え、ほんとかよー」
そのまま下駄箱に行って、
帰路を進んだ