君色メモリアル**

一匹オオカミ

Ryo glance(涼目線)


今日は入学式だっけ。
はぁ…めんどくさい。
俺は1人、屋上でサボることにした。


「…もう夕方か。」


いつの間にか寝ていた。
教室の確認だけでもしておくか。


「誰もいねーや。」


誰もいない校舎ってこんな感じなんだろうか。
ここで3年間過ごす。
ま、俺には関係ないことか。
だって本当の俺は見せないんだから。


ガチャッ


「ん?」


何かが足にあたった。
いや俺が蹴った。


「なんだこれ。携帯?誰のだよ。」


こんなとこに落とすなんて、そうとうバカだな。
てか通りかかった人とか拾ってやれよ。


「携帯どこに置いたっけ…。」


この携帯の持ち主か?


「携帯なr____」


「よし。行ってみよう。」


どこにだよ。

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