何時かの約束達。 


ありふれた日常会話。 


「暑かったですね」

「そうですね」


から始まり、
色んな話を沢山したと思う?


失礼なんだけど、、
実は会話内容をあまり覚えていない。

だけど……
悪い印象は一つも無かった。



「このまま終わるの寂しいです、、。」

ここはランダムにチャット相手が決まり選べない
一度話をしても次会える確率はないに等しい。


最後にお互い気が合えば連絡先交換をする人はきっと多いと思う。



これまたお決まりコース。
あるアプリのidを聞いてくる人が多い


そこで私はいつも試す

id設定の仕方がわからない
やったことがない
どうするのかわからない
機械音痴なんだと、、、



それに対しすぐに諦める人
やり方を教える人
自分のidを教える人

対応は様々。



そこで本気かどうかを判断するようにしていた

本音は誰だって自分のidなんて教えたくないはず
リスクが高い


個人情報うんぬんとかいってるこの時代

今現時点でどこまで相手を信じてるか、、、
信じていい相手だと思われてるか、、、、、
が判るような気がした




「その機械音痴で分からないんです。」

本当はわかってるけど、、、



「じゃあ俺のメールアドレスでいいかな?」

……え?!?!



初めてだった。 
自分のアドレスを教えようとした人は。


「違うんです。一応アプリは使ってるんです
 友達に設定してもらって」

苦しい言い訳だった



「そうなんだ。なら、俺のid検索してもらえる?
 検索の仕方わかる?」


彼は疑うことなく?
本当は疑ってたのかな?

文字のみのやり取りだから相手がどう思ってるなんてわからないけど、、
すぐにid を載せてくれた。



「やり方教えてもらえますか?」

私の書き込みに対し彼は丁寧に教えてくれた




正直迷った。
 


自らアドレスを教えようとしたり
躊躇なくidを教えてくれたり
やり方を丁寧に教えてくれたり

悪い人には思えなかった
このままここで繋がりを絶つことはしたくなかった。



だけど…
私には彼氏がいる


でも…
彼氏は最近私を放置する

土日は友達の所へいってお泊まりをする
暇でしょうがない




話し相手くらいだったらいいよね?
友達ならいいよね?


悩んだ結果、
彼との約束を破り私は連絡を交換した











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