わたしと吸血鬼×2♥~秘密の薬~番外編

私の気持ち

───ピンポーン。
「………」
新の家は私の家のすぐ隣にあって、普段はお互いの部屋の窓から行ききしているんだけど、最近はパッタリと無くなった。
こうやって正面から入るのは、たぶん初めてかも。
「………」
龍牙・・・苦しそうな顔してたな。
龍牙は、新の事になるといつも酷い表情をする。
苦しそうな顔や悲しそうな顔、何か後悔しているような表情をする。それは新も同じ。
龍牙と新は私にバレないようにしているけど・・・過去に2人が何かあったんだということは私でも分かる。
でも、私は聞かない。
2人が過去に何があったのかは分からないけど、もしそれをどちらかが打ち明けたり、なにかの理由で知ってしまったりしても、私は龍牙と新の事、嫌いになんてならないから。
私にとって龍牙と新は大好きな人だから。
『好き』の意味は違うけど、私にとって大切な人たちだから。
・・・だから私、守るよ。
2人がいつも心から笑っていられるように私なりに頑張るからね。
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