わたしと吸血鬼×2♥~秘密の薬~番外編

薬の効果

突然、龍牙の声とともに2人共静止した。そして龍牙は目を見開いてとても驚いていた・・・私を見て。
「ど、どうしたの?」
「…さ、さゆみ…」
「何…?」
「…か、み」
「え?」
かみ?
「お前の髪と眼の色が…」
「私の髪と眼の色がどうしたの?」
「変わってる…」
「………えっ?」
バッ!!
私は持っていた手鏡で自分を見た。するとそこには・・
「な…何これぇぇぇーーー!!??」
驚いた。私の髪の色が黒から水色に、瞳の色がオレンジから水色に変わっていた。
これって、龍牙の色と同じ。
「りゅ、龍牙っ!これっていっ…た、い……えぇぇぇぇーーー!!??」
「な、何だっ!?」
「りゅ、う…き…」
本日2度目、驚いた。
「…は、い…」
私は龍牙にさっきまで持っていた手鏡を渡した。
「え、何?」
「…見たら分かるよ。」
「……っ!!」
龍牙は私が何を言いたいのか分かったのか、すぐに自分の顔を手鏡に映した。
「…………じょ、冗談だろ?」
そう。龍牙は私と同様、髪と瞳の色が変わっしまったのだ。黒色の髪とオレンジ色の瞳に。
「おいおいおい。一体どういうことだ?」
「私にも分からないよ。もしかしたら古手川さんの薬が原因かも。」
「…まぁ、それは一理あるな…しかしなぁ、何で?」
「古手川さんに聞いてみよう!それが一番の解決だよ!」
「そうだな、行くか!」
私たちは古手川さんのところへ急いで行った─────。
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