深愛なる君へ、この愛を捧げます。




一応濡れてもいいような格好と着替えは持ってきたけど…




「それじゃあ次は、みんなが楽しみにしていた自由時間になります!見に来てくれてるお母さん、お父さんと一緒に遊んでいいですよー!」


「「「「はーい!」」」」




保育士さんの言葉によって、子供達はいい返事をして、それぞれの親のところへ向かう。




…て、待って。
今、見に来てくれてるお母さん、お父さんと一緒に遊んでいいって言ったよね?




恐る恐る保育士さんを見ると、保育士さんは笑顔で親達を見た。




「保護者のみなさん、すみませんが怪我のないように一緒に遊んであげてください」




そんな眉をハの字にして申し訳なさそうに言われても…




「ママ!ママ、あそぼ!」




どうしようか悩んでいる暇もなく、日海が私の脚に抱きついてきてしまった。




しかもこのキラキラした楽しそうな目。
この目で見つめられると断れない。




「…~~っ!…分かった、ママと遊ぶか!」


「やった!ママこっち!!」




この中で一番はしゃいでたんじゃないかというくらい、日海と遊んだ。



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