笑顔の裏側に
軽く自己紹介をし、委員・係を決めた。

私は幼馴染である神谷悠斗ともに学級委員になった。

そうして今日はすぐに帰るはずだった。
先生のあの一言がなければ。

それは終礼の時に

「ではさっそく学級委員、終わったら進路指導室まで来るように。」

と言って去って行ったのだ。

そうして今、悠斗、こと悠と一緒に進路指導室へ向かう。

「優美は大丈夫なのか?」

「大丈夫だけど、何が?」

「ほら、いろいろと忙しいんだろ??仕事、引き受けていいのか?」

そういうことか…。

悠は私のことはだいたい知っている。

勉強のことや家族のこと。

でも悠にも秘密にしていることもある。

それだけは絶対に誰にも知られてはいけない。
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