俺様王子?!
「それってさっきの男?大丈夫。じゃ行こうか」
イヤ!
男達は、私を引っ張って無理矢理連れて行く…
龍斗!助けて!
「…龍斗!…」
「俺の彼女に何かよう?」
「龍斗!助けて!」
「チッ。帰るぞ」
男達は帰った。
「…龍斗…ありがとう…怖かったよ…ありがとう…」
「…今日は帰るか…」
「うん…」
その瞬間…私の体が浮いた。
…龍斗がお姫様抱っこをしてくれてる。
「歩けないだろ?」
「うん…ありがとう…ごめんね…」
今日は怖い事ばかりだった。
でも、また龍斗が全部助けてくれた。
ありがとう…ありがとう…