眠れる森の醜女
時代の変化
「サラ姫さま?気分でも悪いのですか?」

朝、温かくおいしい朝食を用意するシーラが

サラ姫の様子を気にかけている

「大丈夫よ。眠れなかっただけ・・」

リラックス効果のあるお茶へと変更し出してくれたお茶を飲み

サラ姫はシーラへと尋ねる

「ねぇシーラ、ランベール国とはどんな国なの?
ガンダー国とはまるで違う国なの?」

シーラは考え込む

シーラはランベール生まれランベール育ちで

ガンダー国のことは学校で習うくらいの知識しかない

サラ姫の質問はそんなことを知りたいわけではないだろうから

質問に答えたくても、答えられないのだ

「ごめんなさい。そうよね・・何を言っているのかしらね。わたくし」

悩むシーラを見て自分が悪いと謝るサラ姫を見て

やさしい心を持つこの主人に申しわけない気持ちになり

ふとこんな提案を思いついた

「エルダー王子に聞いてみるのが一番ですわ!」

その一言に何故かサラ姫は顔を赤く染める
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