カテキョ。
先生にメールアドレス変更のメールを送信する時だけは、一斉送信ではなく先生だけにメールを送った。

これ以上進展しないことも分かっていた。


自分から先生にサヨナラをしたのに、こんなにも忘れられないなんて思ってもいなかった。

どこかで先生とまだ繋がっていたいという気持ちを持っている自分が、都合がいい女だということは十分承知の上での行動だった。


でも何故か、あたしはショウヘイと別れた後、先生と無性に連絡を取りたかった。


専門学校で新しい出会いだってたくさんあった。

本当に恰好よくてタイプの人だって同じクラスにいたし、積極的にメールして遊びに誘ってくれる男子だっていた。

でもあたしは、先生が良かった。
 
< 200 / 339 >

この作品をシェア

pagetop