幸せの行方

千佳は、
次の日、早く目を覚ました。
昨夜は、ソファーに寝たのに
兄のベッドで寝ていた。
兄にすごく心配をかけてしまって
申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

気持ちも少し落ち着いてきたから、
朝食を作り、兄を起こして
一緒に食べた。

片付けをして、ゆっくりしてから、
兄に話を聞いてもらった。

兄は、怒り
「只では、すまさない。」
と、言ってくれたが

私は、
「もう、関わりたくないの
だから、お兄ちゃんも関わらないで。
まだ、会いたくないから
メールするね。」
と、言って

携帯を開くと
すごい量の着信と
メール‥‥‥
怖くなり、すべて削除してから


「今まで、ありがとうございました。

もう、二度とお会いすることは、

      ありません。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥さよなら。」

と、送り‥‥‥
彼の情報は、削除し
着信も拒否した。



‥終わった‥‥‥終わったんだ‥‥‥

   ‥‥‥‥すべて。





やはり、私には·····

 幸せは‥‥ないのだ····ろうか·····

 心が····身体が·····悲鳴をあげていた。


兄は、そんな私を
   抱き締めてくれた。
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