幸せの行方

帰ってから、
お兄さんとお姉さんに
お詫びとお礼を言った。

しばらくは、
同期が、一緒に帰ってくれる
事を伝えた。

お兄さんから、
「千佳に、会わせて欲しいと
あいつに言われたが、帰ってほしい。
二度と千佳ちゃんに、近づくな。
と、言ったんだ。」
と、話してくれた。

ありがとうございます。

しばらくしたら、
‥‥‥‥来なくなるだろう‥‥‥と。



そんな日が、一ヶ月、二ヶ月と過ぎたとき

さくらさんに
「千佳ちゃん、辛いと思うけど
彼ときちんと、話した方がいいんじゃない。

彼の肩をもつわけではないけど
今彼は、就活中だよね。
こんな状態では、決まらないよ。
そうなると、千佳ちゃんも
傷つくんじゃないかと、心配で。」
と、言われた。

「そうですよね。
ありがとうございます。
さくらさん‥‥考えてみます。」
と、話した。

さくらさんは、
「余計なこと言って
      ごめんね。」
と、言ってくれたが

私のせいで、人に迷惑をかけたら、
いけないと、私も思った。
< 31 / 69 >

この作品をシェア

pagetop