幸せの行方

だが、一ヶ月過ぎると
体調があまりにも悪く
病院に行くことにした。

先生、二人から説明があった。
外科と産科の先生だという。

私は、妊娠しているらしいが
子宮と卵巣が、くっついていて
非常に難しい出産となる、らしい。

「あなたは、未婚ですが
出産されますか?
失礼ですが、この妊娠で
出産されないと、
もう、子供さんは望めません。

出産を望まれるにしても、
断念するにしても
手術をして、子宮と卵巣を
とることになります。

どうされるか、考えて下さい。」
と、言われた。

産む場合は、産後に手術。
産まない場合は、すぐに手術。
みたいだ。

「····ありがとう·····ございます····。」
と、言って病院をでた。


誠の子には、間違いない。
誠の家に行き
話すが‥‥‥‥

誠は言葉汚く、私を罵った。
確かに、誠の前に付き合っていた
人は、いたが、
誠に会ってからは、
誠にしか、抱かれていなかった。

これは・・・
誠の彼女を苦しめた
代償なんだろうか?

私は‥‥‥どうしたら、いいの?


そんな中、
母が、私の体調の悪さに
気づいて、問い詰めてきた。

母から、直ぐに父に
報告が行き。

相手の男は、誰なんだと
叱られて‥‥‥

私は、全てを話した。
・・・もちろん、先生に言われたことも。
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