俺様と双子達2
渋々お互い風呂に入って浴衣を着た。



マジ色っぽいっす…。



「悠陽って和服も似合うね。」

「美羽のが似合うし…。」

「照れるとこ言うな…。」



その笑顔が。



その顔が。



その仕草が…。



全部いとおしいと思うのはなんでだろう…。



「美羽、誕生日おめでと。」

「いいの!?」

「お揃いっス。」

「これマジで高いよ?」

「俺を誰だと思ってるの?」



だてに倒れそうになるまで仕事してねぇって。



俺があげたのは前に美羽が欲しいって言ってたブレスレット。




機嫌いいな…。



「今から俺、悪代官。」

「待って!!」

「何で?」

「プレゼント…。おうちにおいてきちゃった…。」

「イイっていったじゃん…。」

「でも初めての自分で稼いだお金は悠陽につかいたかったんだもん…。」



その気持ちだけでも嬉しい。



マジで満足。



だから俺は今から悪代官。



「辞めてください…。」

「嫌よ嫌よも好きの内って言うだろ。」

「お代官様~…。」

「美羽女中マジ萌え!!」



俺達の幸せな誕生日。



同じ日に産まれてこうして同じ時を生きてる。



やっぱり俺と美羽って運命の相手なんだな!!



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