~*笑顔*~

関わらないで

ハァハァハァ、ついたー

ん?誰かいる?

教室をのぞくとそこには龍乱の三人がいた

最悪だ…

すぐカバンとって帰れば大丈夫かな

ガラガラガラガラー

ま、気づくよね

まっすぐに自分の席に向かって鞄をとった

リュウ『おい』

 ……

リュウ『おい、きいてんのか?』

『私には名前があるんですけど?
 おいとか、失礼だよ』

リュウ『わりぃ』

『私に近づかないでお願いだから』

最後のほうは、声が小さくなってしまった。

ちゃんと、聞こえたかな??

リュウ『なんでだよ?』

ユウキ『俺らを信じてくんねぇ?』

信じる…か、

リョウ『俺らはお前を裏切らねーょ』

龍乱は、裏切らない

わかってる

わかってるけど、こわいんだよ

大事なものを失うのが……

『ごめん』 謝って教室を出た

みきも待ってるし急がなきゃ

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