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病院についてすぐに看護師さんに案内されて私達は大きな部屋に入った。

ガチャ

「ああ！玲奈ちゃん！聡斗くん！」

え？なんで叔母さんと叔父さんがいるの？？

私はその奥で2つのベッドがあるのが見えた。

ハッとして聡斗の方を見た。

聡斗は唖然として奥の2つのベッドに近づいた。

私も聡斗に続くようにしてベッドに近づいた。

ママの香水。パパのタバコの匂い。

私が白い布をどけた瞬間、聡斗は泣き崩れた。

「嫌だ、嫌だよ…父さん、母さん…」

目からあたたかいものが流れ落ちた。

頭が真っ白になった。



あの時私も一緒に行けばよかった。