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もどかしい関係

もどかしい関係


その時、玲奈は夢の中にいた。

『依頼をしたいんです。』

その黒髪のショートカットの女の人はハキハキと私にそう言った。



  ー2つ目の依頼



『黒崎優太ってやつなんですけど、憎めなくって、本当に、大切な人なんです。』


彼女は嬉しそうに黒崎優太さんとの事を喋りつづけていた。


その話の途中で私は、説明を始めた。

『では、説明をさせていただきます。
あなたがこの力を利用する場合、もう二度とこの力は使えません。
対面できるのは夜の間だけです。
依頼人は代償としてなにか大切なものを失います。
それは足かもしれない、記憶かもしれない。
依頼内容に見合った代償をいただきます。

これらの事を承知された上で、私は依頼を引き受けます。
よろしいですか?』


彼女は覚悟を決めた顔で、

『はい!おねがいします。』

と言った。

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